因果関係はない? 「糖質制限ダイエット」の第一人者が急逝 - ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/11182760/

糖質制限が話題になってますね。この話題で糖質制限が怖いというイメージをもたれるのはちょっと嫌だなと思いました。 自分は4ヶ月くらい糖質制限を続けているところなので、自分の場合を書いてみます。

先に紹介しておくと、自分はどちらかと言えば痩せてる方で、今までに太っていたことがないタイプです。 いくら食べても太れなくて苦労していました。 特に中学の硬式野球をやっていたころはめちゃくちゃにご飯と食べないとデカくなれない、動けないと煽られて苦労しながら食事をしていた。 たくさん食べないと強くなれないんだなと思い込んでいた。 そんな自分がなぜ糖質制限をしているのかというと、糖質制限は健康法であり、食事として体にものを入れるということに対してちゃんと考えようという、 全ての人間に適応できる生活法だと認識しているからです。

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自分は医者ではないく、この周辺の本を読みあさって、たった4ヶ月実践してみただけの人間ですので、Wikipediaで言うところの独自研究の域を出ません。 鵜呑みにしないようご留意ください。

糖質制限で期待できる効能

先に糖質制限で何が期待できるのか、並べてみる。

  • 日中に眠くならない
  • 集中力が続くようになる
  • 夜横になるとすぐ眠れる
  • 朝スッキリ起きれるようになる
  • 突然の謎の体調不良が来なくなる
  • 急にイライラすることがなくなる
  • 冷え性が改善される
  • 二日酔いになりにくい
  • お腹が減らなくなる
  • 憂鬱が治る
  • アレルギーが起きにくくなる
  • がんになりにくくなる
  • 糖尿病になりにくなる
  • 病気になりにくくなる
  • 虫歯になりにくくなる
  • 本来の体型になる(ダイエット)

ググらずに見聞きしたことのある効能だけサラッと思い出して並べてみましたが、 ライザップの正体が糖質制限ということだけしか知らなかった人にとっては意外なものに感じると思う。 もしくは、むちゃくちゃに並べすぎて異常性が増しただけかもしれない。 でも、まだ4ヶ月だけだけど、実際にこういう効果はありそうだということが実感できるようになった。

糖質制限でこれらが期待できる理由

ここで効果を並べたけど、逆に見てみると、これらの症状は 低糖症、副腎疲労、食物アレルギー で起こるものだということがわかる。

低糖症

日中に眠くなるとか、急にイライラしたりすることは低糖質が原因で起こっている。 大量の炭水化物を摂ると(普通の日本人の食事は大量です)食後に血糖値が急激に上がってしまい、 それを抑えるために大量のインスリンが分泌されて逆に食前よりも血糖値が下がる状態になる。 この状態が非常に良くなくて、人の気分は崩れてしまう。

副腎疲労

朝起きれない、謎の体調不良が突然訪れる、というあたりは副腎疲労によるものが大きい。 副腎というのはあの有名なアドレナリンを生成している臓器です。 下がってしまった血糖値を上げるのはアドレナリンの役目なのですが、たった5gしかない臓器にとってはこの作業が非常に重い。 すぐに疲れて、アドレナリンが出にくくなります。 アドレナリンが出にくい体がどういうものか想像は難しくないと思います。とにかく体全体でやる気が起きないという状態は万病を引き起こす。

食物アレルギー

直接糖質制限によるものではないですが、気づいていないだけで食物アレルギーの症状が出ているという人は多いと思っています。 有名ドコロだとテニス王者のジョコビッチがグルテンアレルギーで、これに気づいてから全てが改善したという話もあります。 タイトルに太ってない人におすすめしたいと入れたのは、実は隠れアレルギーで太れなかったという可能性があるからです。 グルテンを消化できない体質だった場合太りにくいだろうし、それに対策するためのグルテンフリーという糖質制限のジャンルみたいなものがあります。 謎の体調不良が突然訪れるのは副腎疲労と書きましたが、食物アレルギーによるところも多いと思っています。 グルテンに限らず、肌に合わない食べ物というのはけっこうあるということを意識した方がいい。

おすすめの関連書籍

去年末に糖質制限良さそうじゃんってなって、関連書籍を30冊くらい読んだ。 雑な本ばかりで紹介できるものは少ないんだけど、以下の2冊だけはいい入り口かなと思ったので紹介します。 どちらも本屋のオススメ欄に行けば必ず置いてあったくらい普通に読まれていたものなので、知っている人も多いかもしれない。

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
デイヴ・アスプリー
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 34

このジャンルに興味をもったきっかけの本です。いきなりだけど糖質制限の本ではない。 スタンフォードとシリコンバレーにキャッチーな”最強”を取り付けた、いかにも目を引くためだけに編集が付けたみたいなタイトルに、 当時糖質をとりまくっていた自分はイラッとしましたが、原題は「THE BULLETPROOF DIET」。 完全無欠のダイエット法、完全無欠の食事をとるようにすれば痩せて頭が良くなるという内容です。 ダイエットは興味ないんだよなーと思っていた自分でも惹きつけられるものがありました。 この中で興味を引いたのは。

  • 食事で体調はハック出来る
  • だめな食材がパフォーマンスを下げている
  • 完全無欠バターコーヒー
食事で体調はハック出来る

それまで食事はエネルギーを取れればいい、ウイダーインゼリーだけ飲んで生活できればいいということしか考えていなかったので、 ここで人生に大きな差が出ていたということに気づけたのは大きかった。 この本の著者はシリコンバレーのIT起業家という、ハックできそうな対象を見つけたら試しては試してという事を繰り返すタイプの人種で、 そのハック対象を食事にとらえて独自研究を繰り返してきた人です。 その考え方は自分にも通じる所はあったので、飲み込みやすかった。

だめな食材がパフォーマンスを下げている

自分は急に頭が痛くなるとか、謎の体調不良に悩まされていたんだけど、それがだめな食材のせいだったということを気づくきっかけになった。 なぞの体調不良の原因は体の中で起こる炎症が原因で、だめな食材がそれを起こす。 炎症というと傷口がーという認識しかなかったので、体中で頻繁に起こっている現象だったということは目から鱗だった。

完全無欠バターコーヒー

この本のコアバリューであるコンテンツが完全無欠バターコーヒー。 高品質のコーヒーにグラスフェッドのバターとMTCオイルを混ぜたものを飲むと IQが上がり、エネルギッシュな人生をおくることが出来るという最強の食事です。 実際読んで飲んで試して欲しいんだけど、本当に頭良くなる実感がある。 そもそもこのブログなんかに長文を書けているのは、間違いなくこのバターコーヒーの効能です。 この4ヶ月間、毎朝欠かさず飲んでいます。

と、オススメできる本ではあるんだけど、内容全てが医者ではないデイブ・アスプリーさんの独自研究であることは注意したい。 中にはコーヒーのフィルターは紙だとだめ、金属製じゃないと健康成分が抜け落ちるというような、スピリチュアル臭がキツイ描写もいくつも含まれている。 1人のハッカーの意見であるという事に留意しながら読むと良いと思う。影響されて金属製コーヒーフィルター買ったけど。

糖質制限の真実

炭水化物が人類を滅ぼすとか糖質制限は人類を救うとか、似たような内容の薄い本が大量にある中、この本が唯一エビデンスに基づいてて現実的な内容を書いてあると思った。 どの本にも書いてある、血糖異常者が異常に多い現代のおかしさや、糖質制限のエビデンスに基づいた事実やリスクについて書いてある。 逆にエッジな事は書いていないので、1日1食以下で十分な可能性や、炭水化物で人類が滅亡する仮説など、もうちょっとオカルトじみた事まで気になる人は他の本にあたると良い。

糖質制限ではない、ロカボという食事法

この本では糖質制限を一切さける糖質制限は勧めていなくて、1食20g以下に抑えれば炭水化物も食べていいという食事法を勧めている。 これくらいに抑えておけば血糖値異常も起きないし、現実的にストレスが少なくて生きやすいだろうということ。 自分も糖質制限をしていると言ったが、実際にはロカボよりの考え方で生活している。 唐揚げの衣を許さないような生活だと、流石に別のストレスがかかってしまうので、完全に抜いたほうが良いかなと不安になっていた部分があったので、これは救いだった。

糖質制限について興味を持ったら、まずこれを読むのがいいだろう。

よくある質問と答え

人に話すとよく聞かれるシリーズ。追記してくかも。

糖がなかったら頭働かないでしょ?

ブドウ糖が脳みそを動かす唯一の燃料という間違った知識がなぜか蔓延ってますが、これは間違いでありケトン体でも頭は動く。 ケトン体はバターなどの脂肪他あらゆるものから作ることができるので、たとえ糖質を一切摂らなかったとしても脳が働かなくなることはない。 そもそも人体はタンパク質からブドウ糖を作ることができる。