以前の記事で GatsbyJS 化した当ブログですが、Netlify でホスティングしていたものを Firebase Hosting に引っ越しました。 主な理由は、たまにアクセスが遅くなる、無料というのが怖い、あたりです。 自分の運営しているサービスやブログには外形監視として毎分GETアクセスを行っていて、死活監視をしています。 何らかの理由でブログにアクセスできない状態になっていると、Slack で通知が飛んできます。

Slack での外形監視の様子
Slack での外形監視の様子

それが、Netlify で運営しているとたまにエラー通知が飛んでくるんですよね。 たしかにこの時にアクセスをしてみると失敗する。 SSL周りのエラーらしいんですが、5分調べて原因がわからなかったので深追いしてません。 なんなんですかねこれ。 余談ですけど、あまり本質的でないところの問題を深追いすることは避けるように心がけています。 油断するとずっと追いかけてしまって危ない、人生はそこまで長くない

Firebase Hosting 最高

あとは、無料なのがちょっと不安。 Netlify の Pricingを見ても、ただホスティングサービスを利用するだけではお金をかけるタイミングがなさそうです。 Firebase Hosting の Pricingによると、Hosting は転送量が10GB/月を超えると従量課金が発生します。 まあ、たぶんこのブログの規模では無料枠に十分収まるんですが。

もう一つ、個人的に Firebase が気に入っているというのがあります。 中でも Firebase Hosting に独自ドメインの設定ができるのですが、グローバルIPv4アドレスが割り当てられて、普通にAレコードを向けるだけでSSL設定まですべて完了するのが最高です。 これによって、naked domain(サブドメインがないドメイン)を利用することができます。 これ、めっちゃすごいことです。 Netlify をはじめた他のホスティングサービスではまずできません。 VPS など単一のサーバーを借りればグローバルIPが発行されますが、バックグラウンドで分散されていて無限に捌けるホスティングサービスでこれは脅威です。 こんなGoogle の持っている謎のテクノロジーを、無料から使えるの、素晴らしい。 まあ、これもサブドメイン使ってるこのブログでは必要ないんですが。

画像などのアセット配信が高速というのも素晴らしいですね。 Firebase なのに Google Cloud CDN ではなく Fastly から配信されているというのは一部で有名な話で、つまり Fastly が使えるということです。 非常に高速なエッジロケーションから配信され、削除された画像は即座にサーバーからも消える。良すぎる。

Netlify はデプロイが楽

Netlify は Github に push するだけで自動で gatsby build してコンテンツを更新してくれます。 これは助かる。Fireabse Hosting も firebase deploy コマンドだけでデプロイしてくれるのですが、 事前に手元でビルドを行う必要があり、それは別に手間ではないのですが、ブログのファイル全部アップロードし直す必要があり(あるよね?) アップロード量がちょっとつらいです。家だと問題ないですが、外でブログ更新するとなるとパケ死が怖い。

しかしこれにも解決策はあって、Github 連携した CI でビルドしてデプロイを行ってしまえばよい。そのうちやろう。