ソリッドタイヤ、あるいはエアレスタイヤという自転車のタイヤをご存知でしょうか。 硬いタイヤ、空気がないタイヤです。絶対にパンクしないタイヤです。 そういうものがあります。

街乗り用自転車のフロントタイヤがパンクするようになってしまったため、 以前から気になっていたこのソリッドタイヤを装着してみました。

Amazon の商品ページ
Amazon の商品ページ

買ったのはこの商品 Docooler 700 * 23C 自転車ソリッドタイヤ。 なんと 1198 円……。普通のタイヤより安い。 有名どころだと Tannus(タンナス)というメーカーのソリッドタイヤがあるのですが、それは1本7千円ほど+工費がかかります。 正規取扱店の店舗に行かないと取り付けることができません。 それでは予算も時間もオーバーということで、Amazon で売ってるこの怪しいタイヤにしました。

早めに言っておきますが、命を預けるタイヤにこのお値段、 絶対にオススメしません 。 試してみたい気持ちと、どうせジムと家の間の安全な道しか走らないということから選びました。

安全面もさることながら、軽い気持ちでの取り付けは極めて困難です。 Tannus のタイヤがお店でないと買えないのは、自分で取り付けをすることがほぼ無理だからです。 そりゃあこんな機構で取り付けが簡単だったらすぐに外れて怪我します。 承知の上、苦労するつもりで買いました。 まあ、結果めちゃくちゃ満足してます。

ソリッドタイヤが届いた
ソリッドタイヤが届いた

届きました。Amazon の商品ページだと薄いエメラルドグリーンのように見えるのですが、濃い緑といった感じです。残念ですね。

ソリッドタイヤの表面
ソリッドタイヤの表面

硬いスポンジのような素材です。もちろん身が詰まっています。

ホイールを外す
ホイールを外す

それでは作業していきます。今回はフロントタイヤだけです。 半分以上付けようとするともう厳しいです。 諦めるのもあるなーと、この段階で若干絶望しています。

結束バンドで固定してみる
結束バンドで固定してみる

結束バンドで固めていって、セーブポイントのように使っていけば楽に行けるだろうと予想。 頭いいなーと自画自賛していましたが、今 Amazon のカスタマーレビュー読んだらすでに同じ方法でやってる人いましたね。 本当に自分で考えて思いついたんです。

ソリッドタイヤを力ずくで取り付ける
ソリッドタイヤを力ずくで取り付ける

取り付けはやはり困難を極めました。 コツとしては、お腹でタイヤを固定して、足でタイヤを伸ばしながらマイナスドライバーでとどめを刺していく感じです。 タイヤの大きさが明らかにホイールより小さいため、力ずくでタイヤを伸ばす必要があります。 パワーグリップは必須、写真の人はサンダルで作業していますが、危ないのでやめてください。 この取り付け作業、YouTuber 向きのコンテンツだったな。

ソリッドタイヤで取れなくなる
ソリッドタイヤで取れなくなる

大きいマイナスドライバーがなかったから薄いスパナーを使ったのですが、最後の最後の取り付けで抜くのに失敗して挟まりました。 これかなりがっしり挟まっていて、抜くの結構たいへんでした。

ソリッドタイヤの取り付けが完了
ソリッドタイヤの取り付けが完了

完成した様子です。がっしり固定されていて、外れる気はしないです。 タイヤ全体が完全に単色な上、空気入れのバルブもありません。 ミニマルなカッコよさを追求する方にもよいのではないでしょうか。

硬めのロードバイク設定(120PSI)くらいの乗り心地です。 ちゃんとブレーキもききます。正直かなり気に入りました。 これで二度とパンクすることもないんだから、めちゃくちゃコスパいい。 はじめてですが、絶望するタイミングはあったものの、20 分で装着完了しました。 このブログ記事書いてる時間の方が長い。 ブログって想像より書くの時間かかるよね。

そういうわけですので、そのうちリアタイヤもつけてみようと思います。 かなり満足しました。繰り返しますが、みなさんには 絶対にオススメしません

商品ページ: Amazon | Docooler 700 * 23C 自転車ソリッドタイヤ バイクタイヤ 固定ギア ソリッドチューブ 無料インフレーション ゴムタイヤ | Docooler | タイヤ


7/8 追記

リアタイヤもソリッドタイヤに交換した。取り付け作業は 5 分くらいで終わりました。一度要領を掴んでしまうと難しくないですね。 タイヤが硬いということもあって、若干滑る感じがします。