タイトルでおもしろと言ってますが、イレギュラーな経由から届く削除依頼の話です。

Webサービス、とくにCGM系を運用していると様々な削除依頼が届きます。 自分の場合、現在は週に1,2通は届くという状態になっています。 削除依頼はツイセーブによるものが多いですが、やってるって言ってなくてもコソコソ幾つか運営してたりしてます。 殆どがお問い合わせフォームやメールアドレス宛てに送ってくれるのですが、たまに違ったところから届くことがある。 以下が今までにあった例です。

サーバー会社に直接連絡

さっき来ました。初めてだったので、珍しいパターンです。 Webサービスの大多数は、サーバー屋さんからサーバーをレンタルして運営しています。 そのサーバー屋さんから連絡がくるケースです。 削除依頼者の個人情報を渡すことはできないので、依頼者とはサーバー会社を通して連絡を取ることになります。 まあ消しましたって連絡してもらうだけなのですが、余計な仕事をしてもらって申し訳ないです。 IPからサーバー会社を特定できるスキルがあるなら、直接サイトに書いてあるメールアドレスを見つけてくれ!!!

個人が所属している会社に書面で連絡

去年発生したおもしろパターンです。 弁護士を名乗る人間から会社社長あてに削除依頼が届きました。めちゃくちゃ困る!! 自分は会社員として企業に所属しつつ、趣味で週末にWebサービスを作っています。 だから運営サービスと所属会社は関係ありません。 会社に知られるのはいいのですが、非常に迷惑になります。 運営者情報からFacebookとかを探し当てて所属企業を調べられるスキルがあるなら、直接サイトに書いてあるメールアドレスを見つけてくれ!!!

インターネット・ホットラインセンター

一般財団法人インターネット協会のインターネット・ホットラインセンターから来る例です。 ここから連絡が来る場合はかなり危険なものが運営サービスに載ってしまったという状態なので、非常に申し訳ない気持ちで高速対応します。 インターネットで違法っぽいものを見つけたら、ホットラインセンターのインターネット上の違法・有害情報の通報フォームを利用しましょう。 適切に対応を行ってくれるようです。

警察

これは2014年にけっこうありました。今はかなり厳しく運営を行うようにしているので、2015年以降はないです。(インターネット・ホットラインセンター案件も2015年以降はないです) いろいろな地方の警察署からメールが届きます。 自分としては自ら犯罪を犯そうとして犯すことは一切ないので、こちらも電話番号などの個人情報を渡し、出来る限りの対応をします。 警察署に出向いて取り締まり室で調書を書くという体験も、何度かしました。 捜査協力という形だったので、協力費という名目で金銭を頂くことがあったのもいい経験です。

メールや電話で話せるならいいんですが、一番困ったのは、警察から直接サーバー会社に連絡が行った日です。 いきなりサーバーの電源を落とされてしまったので、データとかまで消えてしまわないか本当に心配になりました。 ただ電源を落とされただけなので、起動しなおしたらそのままだったのですが、心臓に悪いです。

以上、削除依頼アンチパターンでした。削除依頼は運営者に送ってくれ。 決して嫌がらせのために悪用するという考えを起こさないよう、よろしくお願いいたします。